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三業株式会社の紹介から、相生市のイベント情報、環境に関するトリビアやニュースまで、様々な話題を楽しくお届けします。
こんにちは。
三業株式会社のニノミヤです。

BOSSが相生ロータリークラブに入った、というのは以前からお話しておりますが(遅筆でスミマセン)、ここに取り出しましたるは相生ロータリークラブ週報なり。
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にの「どれどれ……」

なるほど。
毎週BOSSはこんなことをしておるのか。
ほほう、御来賓に住職さんを招いたり、ポリオ撲滅への運動、職業奉仕セミナーの開催、交通安全運動への主体的な参加(具体的には、立ち番や交通安全機器の寄贈)、ややや、兵庫県交通安全協会で表彰されている……そのほかにも、広島豪雨災害へ支援……あ、BOSSの写真だ……はっはーん、知的好奇心を満たすような、たとえば新幹線の、結構突っ込んだマニアックなはなしとか、これは週一で、会員のひとが持ち回りでなにか話をするんだな、みんなの前で。
卓話と呼んでいるらしい。

たく―わ【卓話】
親睦会などといったイベントの開催時間中に、特定の参加者が他の参加者全員を前にして自身の意見を発表すること。
主な場合、業界の事情に関して深く知覚している者が担当しているため、聴衆にとっては日頃に接することができない業種に属している人々の話をうかがうことができるがゆえに、聴くことで自身の世界に対する視野が広がり人生においての大きな糧となることが期待できる。 出典:Wikipedia



これは楽しいだろうなあ。
相生ロータリークラブの会員は錚々たるメンツで、種々の業界のトップランナーしかいない。
個人的にも週報には注目しておこう。早くBOSSの番が回ってこないかな。

RIMG0003_201411011634445bb.jpg
にの「いち、じゅう、ひゃく、せん……ん、これはなんだ?」

米山奨学金寄付額という資料がある……。オブラートに包んで表現できたらいいんだけれど、何だこの桁違いの金額は……。
ロータリークラブの活動のひとつに、公益財団法人ロータリー米山記念奨学会というものがあるようだ。
勉学・研究のために日本に在留している私費外国人留学生に対し、日本全国のロータリアンからの寄付金を財源に奨学金を支給し支援する財団、とある。

将来母国と日本との懸け橋となって国際社会で活躍する優秀な留学生を奨学することを目的とし、経済的な支援だけでなく、ロータリークラブ独自の世話クラブとカウンセラー制度もあるという。

バングラディシュ、スリランカ、ネパール、中国、タイ、フランス、カンボジア、ボリビア、ラオス、スーダン、リトアニア、ホンジュラス……たくさんの国のひとがこの奨学金を利用しているようだ。
ホンジュラスという国を僕は知らないので、このホンジュラス出身のエドナ・スヤパ・メヒア・ガルダメスさんの留学前後のことを書いた記事を読んでみた……。
http://www.rotary-yoneyama.or.jp/content/uploads/2013/04/yoneyamadayori_1304.pdf
読みましたか?
き、帰国後、日本語学べる学校作ってるー!
日本のことも好いてくれているようだ。
自分のことのようにうれしいものだ。

ううむ。

唐突ですが、安全第一という言葉がある。
これは実は、アメリカ合衆国で誕生した標語なのだ。

1900年代初頭、アメリカ国内では不景気のあおりを受け、労働者たちは劣悪な環境の中で非常に危険な業務に従事していた。 労働災害は後を絶たなかった。そして悪いことに職人さんはいくらでもいた。
極端な言い方をすれば、怪我人が出たところで、その代わりとなる働き手は街の至る所にいたのだ。
それでよしとする経営者が多かった。

そんな時代にあって、製鉄会社USスチールの社長エルバート・ヘンリー・ゲーリーだけは違った。
過酷・劣悪な労働環境に苦しむスタッフを放っておいてはならん、と思った。
熱心なキリスト教徒でもあったゲーリーは「安全第一、品質第二、生産第三」という経営方針を打ち出した。
他の社長たちは笑った。
「おーまーえーはーあーほーかー」と。
「生産第一、品質第二、安全第三であーる」と。

しかし、であーる。
この方針が実行されると、当然ながら労働災害はたちまち減少し、それのみならず、 品質・生産も上向いた景気の波に乗り、一躍押しも押されぬ超一流企業に大躍進し、全国各地世界中の経営者が「どしたらそんな儲かるの」とゲーリーの工場を見学に訪れた。

これについて心理学的にアプローチすると、マズローの欲求五段階説が有名である。
欲求は五段階に分類される。
まず第一階層の「生理的欲求」は、生きていくための基本的・本能的な欲求のこと。
食べたい、寝たい、性行為したい。
マズローで重要なのは、五段階の欲求はピラミッド状に形成されており、最下層の欲求が満たされて初めてひとは次の欲求を満たせる、ということ。すなわち、下層の欲求が満たされない場合、上層の欲求は生じない、ということだ。これ重要。
生理的欲求が満たされて初めて次の階層「安全欲求」が生ずる。
「安全欲求」はその名前の通り、安全・安心な暮らしがしたいということ。
これが満たされるということを仕事で例えると、ヘルメット、安全帯、防護柵がある、騒音への対策、換気がちゃんと出来てる、事務所があったかい、涼しい、ということだ。
「安全欲求」の上にあるのが「社会的欲求」だ。
集団に属したり、仲間が欲しくなったり。
すなわちチームワーク。
ゲーリーが下位二層を満たしたことで、そこで働くスタッフにはチームワークが芽生え、USスチールを盛り上げようぜ! という雰囲気が形成されたと思われる。

そして次に「尊厳欲求」が生まれる。
他者から認められたい、尊敬されたいという欲求。
これはきっと「俺たちがアメリカの製鉄を支えている、支えるんだ! アメリカの暮らしを向上させるぜ!」という仕事に対する誇りだと思う。

ピラミッドの最上部に位置するのが「自己実現欲求」だ。
USスチールのスタッフがみんなこの段階の欲求に達したとしたらすごいことだ。
どうすればもっと社会に貢献できるか、そういう高い意識の段階。他者と関わることでしか、自己実現はあり得ない、と僕は勝手に思っている。
マズローは自己実現者の特徴として、以下の要素を挙げた。

1.現実をより有効に知覚し、より快適な関係を保つ
2.自己、他者、自然に対する受容
3.自発性、単純さ、自然さ
4.課題中心的
5.プライバシーの欲求からの超越
6.文化と環境からの独立、能動的人間、自律性
7.認識が絶えず新鮮である
8.至高なものに触れる神秘的体験がある
9.共同社会感情
10.対人関係において心が広くて深い
11.民主主義的な性格構造
12.手段と目的、善悪の判断の区別
13.哲学的で悪意のないユーモアセンス
14.創造性
15.文化に組み込まれることに対する抵抗、文化の超越

マズロー信者ではないのですべてを肯定する訳ではないけれど、幾つかの項目はロータリークラブに通ずるような気がする。誰でも入れるクラブではないということは、こういった資質が問われているのだ。

この記事を書いていて、旅のラゴス【新潮文庫 著:筒井康隆】という小説を思い出した。
突然高度な文明を失った代償として、人びとが超能力を獲得しだした世界で、ひたすら旅を続ける男、主人公ラゴス。
集団転移、壁抜けなどの体験を繰り返し、二度も奴隷の身に落とされながら、生涯をかけて旅をするラゴスは、序盤は読者と同じ目線で世界をゼロから見て回る冒険者だったのに、終盤、神格化して読者を置いてゆく。
僕はこれが物凄くさびしかった。僕がついてゆけなかったのか、敢えて置いてゆかれたのか、わからない。
筒井康隆の小説には『家族百景』『七瀬ふたたび』『エディプスの恋人』からなる七瀬三部作があるが、エディプスの恋人でも僕は置いてけぼりを食らった。
物語論における共通認識というか、ある種のパターンなのか判然としないが、置いてけぼりは、よくある。
漫画でも映画でも、初期の主人公が好きだった、という意見はよく聞く。
登場人物が向こう側の領域に行ってしまうと、困惑するというか、うん、やはり、置いてけぼりになる。

マズローも晩年、5段階の欲求階層の上、さらにもう一つの段階を提唱した。向こう側の領域「自己超越」の階層だ。この特徴は以下の通り。
1.「在ること」の世界について、よく知っている
2.「在ること」のレベルにおいて生きている
3.統合された意識を持つ
4.落ち着いていて、瞑想的な認知をする
5.深い洞察を得た経験が、今までにある
6.他者の不幸に罪悪感を抱く
7.創造的である
8.謙虚である
9.聡明である
10.多視点的な思考ができる
11.外見は普通である

この領域に行ってしまうと、その、置いてけぼりを食らう。
イチロー、羽生善治、谷崎潤一郎とか……。

若いし無知だし僕も欲求の段階があがれば割とすんなり知覚できるのかもしれないけれど、ロータリーに入っていくらか経つがBOSSはBOSSで、実はBOSSが遠くに行ってしまう気がしていた、けど、そうではなくて、いや実際物理的には会う機会が減少して、でもまあ心理的には置いてけぼりではなかったということで、問題は、日本人はどうも、ビルドゥングスロマンが好きで、だから未完成なAKB48がちょっとずつ大人になっていくのを推しメンなんつって応援するのが楽しくて、で、そのマーケティング方法だと必ず行き詰って「卒業」しちゃって、このブログも、入社当初は貯水槽の仕組みなんてわからなかったけれど、いまわかるから(一般的な比較をしたとき。それを生業としているから。わかるというのはおこがましい)、わかる前提で物語ると、そこに置いてけぼりが発生するから、映画でも漫画でも敢えて新人を主人公のそばに置いたりするけれど、そういう手法ももうマンネリ化して、というか五年もいる僕が「はてこれはなんだ」「これはこうである」なんてタキ先輩とのやりとりを書くのもおかしいし、BOSSは設備について知らない嫁に僕が今日の仕事内容を教える、という記事を書いてはどうかと勧めてくれて、はっはーん、なるほどな、つまりは事務員さんにブログを書いてもらうというのは大当たりなんだな、と思った。
筆が走り過ぎました。
では。
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【2014/11/04 00:00】 | 三業のお仕事
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